Photopeaなどの画像編集ソフトにおいて、範囲選択はとても重要です。
Photopeaで範囲を選択する際に使用する「選択ツール」は、
- 矩形
- 楕円
- 投げ縄
- 多角形
- 自動選択
などがあります。
これらの選択ツールは、範囲選択時の形状に関する事なので、とくに難しいことはありません。クリックして任意の物を選べばOKです。
ただ、その範囲選択の補正オプションとなると、中々わかりにくいです。
それら補正オプションは、
- 置き換え
- 合体
- 減数
- 交差
の4種類があります。
今回の記事では、名前からではわかりにくいそれら4つの特徴などを紹介したいと思います。
(4つの補正オプションの特徴や使い方は、すべての形状選択ツールで共通です)
選択ツールの補正オプションの表示方法と場所
まずは、4つの選択ツールの補正オプションの表示方法と場所を紹介します。
どれでも適当な選択ツールを選んでください。
すると、キャンバスとメニューの境界線の辺りににオプションが表示されます。
4つ並んでいて、左から置き換え、合体、減数、交差です。

選択ツールの補正オプションの変更方法
これら4つのオプションの変更方法は、クリックして任意の物に変更すればOKです。

一時的に変更する方法
補正オプションはキーボードによって一時的に変更することも可能です。
確認できたものは、合体と減数の2つです。
選択ツールを選択した状態で
- キーボードのShift+ドラッグ→合体
- キーボードのAlt+ドラッグ→減数
で、簡単に変更できます。
キーボードを離せば、元のオプションに戻ります。(合体を選択した状態でShiftを押しても変化はありません。減数も同様です。)
4つの補正オプションの特徴
4つの補正オプションの特徴について説明します。
「置き換え」は1回限り
置き換えは、1回限りで新しい範囲を選択できます。

名前の通り、選択範囲を新しい物に置き換えるときにも使えます。(下図のように選択範囲に重ねる必要はありません)

「合体」は追加したい時
合体は、選択範囲を追加する時に使います。
すでに存在している選択範囲を拡張する方法や

複数の範囲選択をする時にも使えます。

置き換えの場合は1回限りなので、2つ、3つ・・と離れた位置を選択したい場合には「合体」を使用します。
「減数」は範囲を削りたい時
減数は、選択範囲を削りたい時です。追加とは逆になります。

選択範囲の内側をくり抜くことも可能です。

「交差」は選択範囲の外側を削除
交差は、選択した範囲の外側を削除するときに使います。

減数と交差は同じように選択範囲を削除しますが、適用する範囲が違います。
- 減数→選択範囲の内側を削る
- 交差→選択範囲の外側を削る
複雑に見えるが、実際はとてもシンプル
これらの方法を応用すれば、複雑な形での範囲選択ができるようになります。
例えば、矩形選択で四角い範囲を選択し、その後楕円ツールで円形に削ったり、円形で追加することも可能です。組み合わせも自由です。

一見するとわかりにくい範囲選択の補正オプションですが、実際はとてもシンプルなことがご理解できたと思います。
それぞれに特徴があり、その使い分けを理解すると、かなり編集作業が楽になりますし、上の紹介した応用にもあるように、色々な形状を自由に作れるようになります。
是非活用してみてください。
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